作ってみよう

目次
  • 解説
  • 1. 学習の準備
  • 2. HTMLを書いてみよう
  • 3. HTMLをブラウザで表示する
  • 4. マークアップしよう
進捗を変更する




解説

1. 学習の準備


それではさっそく、簡単なHTMLファイルを作成してみましょう。

(1)デスクトップ上の「digskill」フォルダーの中に「workspace_html_css」フォルダーを作成してください。
(2)VSCode を起動し、ヘッダーメニューの「ファイル」から、先ほど作成した「workspace_html_css」フォルダーを開いてください。
※VSCodeの基本操作は、『環境設定:VSCode > 基本操作』のページを確認してください。
(3)サイドメニューから「エクスプローラー」を開いてください。
(4)workspace_html_css」フォルダー内に、「html_basic」フォルダーを新規作成し、「html_basic」フォルダー内に、「first_step」フォルダーを新規作成してください。
(5)first_step」フォルダー内に、「index.html」ファイルを新規作成し、作成したファイルをクリックで選択してください。
サイドメニューで選択したファイルの中身(コード)を、画面右側の領域に記述することができます。
コラム
拡張子について

拡張子はファイルの種類を識別するために、ファイル名の末尾に「.(ドット)」区切りで指定します。HTMLファイルの拡張子は、「.html」となります。

2. HTMLを書いてみよう


index.html」ファイルにコードを記述してみましょう。

手順1

(1)VSCodeを開き、「index.html」ファイルに「html:5」と入力し、Enterキーを押してください。
html:5

すると、VSCodeの自動補完機能により、HTMLのソースコードのひな型が自動で生成されます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>Document</title>
</head>
<body>
    
</body>
</html>

※生成されたソースコードの詳細は、『HTMLの基本構造』のページで解説します。
※自動生成されるひな型は、VSCodeのバージョンによって内容が異なる場合があります。掲載コードと異なるひな型が生成された場合は、読み換えてテキストを進めてください。

生成されたコードに文章を加えてみましょう。

手順2

(1)7行目の「Document」を、「HTMLの学習」に書き換えてください。
(2)10行目に「学習メモ」と入力してください。
(3)10行目の文末でEnterキーを押して改行し、11行目に「作成したHTMLファイルをブラウザで表示しました。」と入力してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>HTMLの学習</title>
</head>
<body>
    学習メモ
    作成したHTMLファイルをブラウザで表示しました。
</body>
</html>
(4)編集後のファイルは保存する必要があります。VSCode にファイルを自動保存する設定をしていない場合は、「Ctrl(Mac は command)」キーを押しながら「s」キーを押して保存してください。

3. HTMLをブラウザで表示する


作成した「index.html」をブラウザで表示してみましょう。

手順3

(1)VSCodeの「エクスプローラー」から、「index.html」を右クリックし、「Open with Live Server」をクリックしてください。
(2)セキュリティに関する警告ダイアログが表示された場合は、そのまま「アクセスを許可する」をクリックしてください。
(3)拡張機能:Live Server が起動し、選択中のHTMLファイルがブラウザで表示されます。
ここまでの表示結果

手順2 で修正した、「HTMLの学習」がページタイトルとしてタブに表示されています。
また、追記した「学習メモ」と「作成したHTMLファイルをブラウザで表示しました。」という文字が、ページのコンテンツとして表示されています。

4. マークアップしよう


続いて、手順2 で追記した文字をマークアップしていきます。

手順4

(1)10行目の「学習メモ」の先頭に「<h1>」、文末に「</h1>」と入力してください。
(2)11行目の「作成したHTMLファイルをブラウザで表示しました。」の先頭に「<p>」、文末に「</p>」と入力してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>HTMLの学習</title>
</head>
<body>
    <h1>学習メモ</h1>
    <p>作成したHTMLファイルをブラウザで表示しました。</p>
</body>
</html>

ブラウザを確認すると、手順4 で追記した内容が反映されています。

※うまくブラウザに反映されない場合は、手順3Live Serverの起動を確認してください。ブラウザの「再読み込み」を試してください。

ここまでの表示結果

手順4マークアップしたことにより、ブラウザがHTMLファイルの文書構造を理解できるようになりました。その結果、上の画像のように表示されます。

詳細は次回以降のページで解説しますが、「<h1>」と「</h1>」で括られた文字は「見出し」、「<p>」と「</p>」で括られた文字は「段落(文のまとまり)」として、ブラウザに解釈されます。