クラス(概要)

目次
  • 解説
  • 1. クラスとは
  • 2. クラス宣言
  • 3. クラス名とファイル名
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解説

1. クラスとは


FirstStep.java」について、外側のブロックにもう少し注目して見てみましょう。

package net.digskill;

public class FirstStep {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello!");
    }
}

この3行目から7行目までのブロッククラスと言い、プログラムやデータを塊として管理・操作するためのブロックです。

このブロックが一番外側となるため、一部の宣言文(package文など)を除き、すべてのプログラムは必ずいずれかのクラスに含まれることになります。

2. クラス宣言


3行目はクラス宣言部といい、「public」「class」「FirstStep」「{」の4つの部分で構成されています。それぞれ右側から、下表のとおりの意味・役割を持っています。

部分名称意味・役割
{ ~ }波括弧7行目の波括弧閉じまでがひとつの
ブロックであることを示します。
FirstStep識別子後に続くブロックに付けた名前です。
自由に命名できますが、ここではクラス名となるため
各単語の先頭を大文字とする命名規則に従います。
classキーワード後に続くブロック(およびこの宣言自体)が
クラス」という構造であることを示します。
publicアクセス修飾子このクラスの存在を隠さず、
他のパッケージから参照できるということを示します。

※クラス構造やアクセス修飾子の詳細は今後学習します。

3. クラス名とファイル名


FirstStep.java」というファイルに「FirstStep」というクラスが定義されており、コンパイルすると「FirstStep.class」という実行ファイルが作成されます。この関係性は単純でとてもわかりやすいですよね。

場合によっては「ClassA.java」というファイルに「ClassA」と「ClassB」を定義することもあり、これをコンパイルすると「ClassA.class」と「ClassB.class」という実行ファイルが作成されます。ただしその場合には、「ClassB」には「public」を付けず、他のパッケージから隠されている必要があります。

ひとつのJavaソースファイルには、同名のpublicなクラスをひとつ定義するという決まりを覚えておきましょう。

問題

確認問題


確認問題1

この中でクラスの説明として正しくないものはどれか?