式と演算子

目次
  • 解説
  • 1. 学習の準備
  • 2. 式と演算子
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解説

1. 学習の準備


下表のとおり学習用のクラスを作成して、その中にmainメソッドを作っておきましょう。

ファイル名Expression.java
パッケージ名(格納フォルダー)net.digskill
クラス名Expression

2. 式と演算子


Javaにおいて(しき)とは、下表のように通常の計算式以外のことも示します。また、式の中で使用する「+」や「-」などの記号を演算子(えんざんし)と言います。演算とは、コンピューターの世界で計算などの処理を行うことです。

式の種類概要
計算式算術演算子(+、- など)を使用した四則演算を行う
・式は計算結果を返す
【例】5 + 4 - 3 * 2 / 1
文字列結合式文字列結合演算子(+)を使用した文字列結合を行う
・式は文字列の結合結果を返す
【例】"こんにちは" + "こんばんは" + "おはようございます!"
加減算式単項演算子(++、--)を使用した加算・減算を行う
・前に単項演算子を置いた場合には加算・減算後の値を返す
・後に置いた場合には現在の値を返した後に加算・演算を行う
【例】someVariable++;
条件式比較演算子(==、> など)を使用した比較を行う
・式は論理値型の比較結果を返す
【例】someVariable == 3
メソッド呼出・メソッドの呼出を行う
・メソッドに戻り値がある場合は結果を返す
【例】Logger.out(1 + 2);
クラス実体化コンストラクタを呼びクラスの実体化(インスタンス化)を行う
・そのクラスのインスタンスを返す
【例】new BigDecimal("3.14")
代入式代入演算子(=、+= など)を使用した変数や定数への代入を行う
・右辺には値(リテラル)以外に結果を返す式も指定できる
・式は結果を返さない
【例】someVariable = 1 + 2;

条件式メソッド呼出クラス実体化については今後学習しますので、ここでは算術文字列結合代入単項の各演算子を用いたについて詳しく学びます。