プロジェクトの作成

目次
  • 解説
  • 1. 準備
  • 2. プロジェクトの作成
  • 3. プロジェクト構成
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解説

1. 準備


本コースでは、PHPのフレームワークの中でも特に人気が高いLaravelを使用します。

フレームワークとは

フレームワークとは、WEBアプリの実装に欠かせない一般的な機能と、その使用ルールが定義されたWEBアプリの骨組みのことです。フレームワークを使用することで、基本的な処理はフレームワークが用意してくれているクラスに任せ、独自の機能の開発に専念することができます。また、それぞれのフレームワークによって定義されているルールに従って開発を進めるため、アプリケーションの一定の品質を担保することができます。

それでは、さっそくプロジェクトを作成しましょう。Laravelプロジェクトを作成するために、まずはDocker上に作成したappコンテナに接続します。

手順1

(1)環境設定』コース内の『Docker > Apache_PHP > PHPの起動・停止手順』を参考に、apach_phpフォルダー内の 「apach_php_app_1」コンテナを起動してください。
(2)デスクトップ上の「digskill」>「docker」>「apach_php」フォルダーをVSCodeで開いてください。
(3)画面上部のツールバーから「ターミナル」>「新しいターミナル」を選択してください。画面下部に「ターミナル」ウインドウが開かれます。
(4)開かれた「ターミナル」ウインドウの最後の行末をクリックし、キー入力を受け付ける状態にしてください。
(5)下記のコマンドをコピーし、ターミナルにペーストしてから「Enter」キーで実行してください。このコマンドによって、Docker上のappコンテナに接続することができます。
※ペーストができない場合は、タイプミス、半角スペースの有無に注意して、手動で入力してください。
docker-compose exec app bash

2. プロジェクトの作成


手順2

(1) 下記のコマンドをコピーし、ターミナルにペーストしてから「Enter」キーで実行してください。 このコマンドにより、「tweet_laravel」というLaravelプロジェクトを、Laravelのバージョン6(2021年12月時点で最新のLTS版)を指定して作成することができます。
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel tweet_laravel "6.*"
(2)インストールが完了したら、下記のコマンドをターミナルで実行して、先ほど作成した「tweet_laravel」フォルダーに移動します。
cd tweet_laravel
(3) 下記のコマンドをターミナルで実行して、storageの書き込み権限を変更します。
chmod 777 -R storage/
(4) ブラウザから「http://localhost/」にアクセスし、下画像の画面が表示されればプロジェクトの作成が完了です。
(5)VSCodeのターミナルに戻り、下記コマンドを実行してappコンテナとの接続を終了してください。
exit

以上でLaravelプロジェクトを作成することができました。現在開いているVSCodeの画面は閉じてしまってかまいません。

3. プロジェクト構成


上の手順で作成した「tweet_laravel」プロジェクトは、デスクトップ上の「digskill」>「workspace_php」フォルダー内に作成されています。 「workspace_php」フォルダー内 の 「tweet_laravel」 フォルダーをVSCodeで開き、プロジェクトの構成を確認してみましょう。

アプリケーション作成時にメインで触ることになるフォルダー・ファイルは以下の通りです。

appMVCにおけるModelやControllerとなるphpファイルを配置します。
config/app.phpアプリ名やタイムゾーンの設定など、アプリケーションの基本情報を設定するファイルです。
publicCSSやJavaScriptなどの静的ファイルを配置するフォルダーです。
resources/viewsMVCにおけるViewとなるphpファイルを配置するフォルダーです。プロジェクト作成直後に表示される画面は「welcome.blade.php」ファイルの内容となります。
routes/web.php URLと 対応させて、実行させるプログラムや表示させる画面の設定( ルーティング )を記述するファイルです。
.envDBとの接続情報など、アプリケーションの設定を記述するファイルです。