はじめに
- 解説
- 1. Djangoとは
- 2. スクレイピングについてと注意点
- 3. 機能
- 4. 学習に必要な前提コース
解説
1. Djangoとは
Django(ジャンゴ)は、Pythonプログラミング言語を用いてウェブアプリケーションを構築するための高機能なフレームワークです。Djangoは、ウェブアプリケーションの開発を容易にし、生産性を向上させるために設計されています。
主な特徴として、MVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを採用しており、データ処理(モデル)、ユーザーインターフェース(ビュー)、ビジネスロジック(コントローラー)を分離して、アプリケーションのコードをより整理しやすくしています。
DjangoのORM(Object-Relational Mapping)機能は、データベースとPythonオブジェクトのマッピングを自動化し、データベースへのアクセスをシンプルにします。
また、テンプレートエンジンを備えており、HTMLテンプレート内でPythonコードを埋め込んで動的なコンテンツを生成することができます。
Djangoは、データベースの管理画面を自動生成し、データの編集や追加を容易に行うことができます。
このような特徴により、Djangoは効率的で安全なウェブアプリケーションの開発をサポートし、開発者は高品質なウェブアプリケーションをスピーディに構築することができます。
2. スクレイピングについてと注意点
スクレイピングは、Webサイトから自動的にテキスト情報を抽出する技術です。
常に応用の範囲が広い技術で、様々な場面で用いられています。
しかしスクレイピングは、非常に便利な技術だけに悪用される可能性もあります。
そのためWebサイトによってはスクレイピングを禁止している場合があります。
スクレイピングをするときは禁止されていないか必ず確認して行うようにしましょう!
スクレイピングを頻繁に行うとサーバーに負荷をかけることになります。
そのため頻繁にリクエストを送らないような工夫を心がけましょう。
3. 機能
「Django」と「スクレイピング」を用いて気象庁の過去の気象データ検索サイト(以後気象データサイト)から市区町村の毎月の気温データを取得します。
最終的にはその気温データをデータベースに保存して自分だけの気温情報データを作成していきます。
本カリキュラムではPythonのライブラリのSeleniumを使ってスクレイピングをしていきます。
下記URLが気象データサイトのURLです。アクセスして確認しましょう。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=&block_no=&year=&month=&day=&view=
4. 学習に必要な前提コース
このコースは、下表の各コース・手順を完了している前提で学習を進めていきます。
前提コース
(1) | 『HTML & CSS』コース |
(2) | 『VSCode』 |